セキュリティ猫の備忘録

セキュリティに関する事柄を備忘録として記していく

【資格試験】CCNAに合格しました

先日、CCNAの受験をして試験をパスすることができました!
その時の体験談を記しておこうと思います。

いまさら、CCNAごときの体験談なんかいるかよ。と思われるかもしれませんが、細かいことでもアウトプットする機会を作らないと忘れてしまうのでご容赦ください。

CCNAとは

CCNA(Cisco Certified Network Associate)とは、ネットワーク機器ベンダーであるCisco Systemsが主催しているベンダー認定資格のことです。

Cisco System社の主力商品であるルータ/スイッチに関する知識だけではなくネットワーク全般の知識を問われるため、ネットワークエンジニアの登竜門ともいわれることがあります。

また、以下の前提条件がある方が望ましいとのことです。

  • 1 年以上のシスコソリューションの実装および管理経
  • 基本的な IP アドレス指定の知識
  • ネットワークの基礎に関する深い理解

勉強方法

ネットワークの基本的な知識は持っていたので、書籍は利用せず、ひたすら問題を解くことに注力するために「Ping-t」という勉強サイトを利用していました。

Ping-t

Ping-tは、CCNA/CCNPLPIC、ITパスポートなどのIT系資格試験合格を支援している勉強サイトであり、無料でCCNAの問題を約400問ほど提供しています。
また、「プレミアムコンテンツ(有料コンテンツ)」に申し込むと無料範囲以外に約450問追加され、その他、機器にコマンドを入力し、お題に沿った設定を行う「Cisco簡易シミュレータ」、CCNAで問われる主なコマンドの練習ができる「コマ問プレミアムCCNA(200-301)」が利用可能になります。
その他、合格体験記も掲載されているので、受験者の勉強方法など参考になる情報が多数あります。

Ping-tでは、出題される問題を金・銀・銅で学習度合いを一目でわかる状態にしているため、すべての問題を金にするまで学習することでCCNAで問われる知識を習得することができます。
また、問題の解説も詳しく掲載されているため、間違った問題に対しての理解がしやすいサイトになっています。

勉強方法
1.無料範囲の問題を解答(1ヶ月)
私はこのサイトでまずは無料範囲の問題を金になるまで解いていました。間違えた問題・正解したが理由がわからなかった問題(消去法などで答えはこれしかないと思う問題)は解答と解説を熟読し理解を深めていきました。

2.有料範囲の問題を解答(1ヶ月)
無料範囲の問題をすべて金にし終えたら、続いてPing-tに課金し、有料範囲の問題をこちらもまた金になるまで解いていました。

3.模擬試験問題:ピックアップ(2週間)
Ping-tの問題を一通り金にし終えたら、続いて模擬試験問題に挑戦してみました。模擬試験問題は無料・有料範囲の問題からランダムで102問選択され、制限時間2時間で解答するものになります。
その中でも、Ping-tがピックアップした問題だけをランダムに選択する機能があるため、その機能を利用し、制限時間内で正答率を上げるように挑戦していました。
模擬試験問題は、一度次の問題に移動したら解答のやり直しは聞かないため、問題を正確に読み取り解答する訓練になります。

4.模擬試験問題(2週間)
ピックアップした問題での模擬試験問題を9割前後で安定しだしたら、次は全問題からランダムで選択する模擬試験をしていました。
こちらも、得点率が9割前後で安定するまで続けていました。

5.(補足)コマ問・シミュレーション問題
模擬試験を行っている期間、時間の合間にCisco機器のコマンドを解答する問題や機器設定のシミュレーション問題も解いていました。
コマンドは純粋に暗記するしかないため、こちらは苦労しました。
今回の受けたときは、コマンドを入力する問題やシミュレーション問題はでなかったので、必要ない?

(参考)CCNAイージス

今回、あまり利用しませんでしたが、CCNAに関連した知識を一から学ぶなら「CCNAイージス」がお勧めです。

CCNAの範囲の技術的内容を一通り学ぶことができるWeb教科書になります。

その他

CCNAはIT系でも有名な部類の試験のため、各出版社が参考本・問題本を数多く出していますので、参考にしてください。
また、せっかくCISCO機器の資格試験ですので、勉強の際には実機で実際に自宅NWを構築するのが一番の勉強になるのではないでしょうか。
わたしも実機を買って勉強したかった・・・・・・・・・・・・・・・・・・

試験申込

CCNAの受験申し込みは、Pearsonから行います。


申し込み手順

1. Pearsonトップページのメニューから【登録・試験の予約】>【受験者ホーム】を選択
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2. 【試験プログラムの選択】>【Cisco Systems | シスコ技術者認定試験】を選択
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3. ページ右側からPearsonのアカウントを持っているなら【サインイン】、持っていないなら【アカウント作成】でPearsonアカウントの作成を行う
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4. マイページで【試験を表示】を選択
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5. 以降で受験会場、受験日、受験時刻を選択して受験予約完了

試験当日

試験は午後からの予定だったので、午前中は勉強に充てようと思っていたのですが、二度寝をしてしまい起きたら10時。。。。
腹をくくって*1試験会場に向かいました。

試験は滞りなく進んだのですが、事前にネットで言われていた通り「Cisco*2」には少し苦労しました。また、Ping-tの問題では、例示されるコマンドは正式なものが記載されていますが、実際の試験では省略形で出題されていたため、コマンドに対する理解をしていないと何のコマンドかわからないと思います。

そして、試験終了後はスコアシートがプリントアウトされ、合格不合格がわかります。

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スコアシート

感想

スコアシートを見ると、合格点は越えていましたが、スコアとしては、あまりよくはない。
少し余裕でしょと思っていた部分もありましたので、油断し過ぎだなと反省しました。

(補足)保有資格

現在、保有している資格は以下の通りです。

最後に

人生で2番目にとったベンダー資格「CCNA」について体験談をまとめました。
いろいろ反省すべきところもあったので次に資格を取得するときに生かしたいです。

そして、次に取得する資格はCCNAの上の資格「CCNP」!








・・・・ではなく、セキュリティ資格である「CISSP」です!
というのも、本来はCISSPを受ける予定だったのですが、試験会場・受験日申請を見ると、12月末以降しか申請できなかったのです*3
そこで、直近で受けられて、そこそこ持つ価値があり、短期間の学習でどうにかなる資格としてCCNAを受けていました。
CCNAに合格し、一段落もしたので目標であるCISSPの資格に向けて頑張っていきます。

また、その次に取得予定の資格も決まっていて「CompTIA CASP+」を取得予定です。
こちらは、「CompTIA CySA+」の有効期限という事情があります・・・*4*5

ここまで、拙い文章を読んでいただきありがとうございました。

【更新履歴】
2020/09/25 PM 公開

*1:あきらめた、ともいう

*2:英語を直訳したようなCisco試験での日本語文章。ひどい翻訳と聞きます。

*3:申請当時

*4:CISSPに合格すれば、必要ではなくなるのですが。。。
CySA+ CS0-002 - 60 CEUs required for certification renewal

*5:改訂版CCNAの扱いはどうなのだろう?
CySA+ CS0-002 - 60 CEUs required for certification renewal